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エンジニア兼トレーダーのブログ
デモトレードを軽視すると失敗する
2019年12月25日
デモトレードは本番で100%に近い力を出す為に必要な自信(余裕)を付ける
上で必須の行為であり、練習でできないことは本番でもできない。

デモが重要ではないと言っている人は偽物
お疲れ様です。
今回はデモトレードをまるで無意味だといった発信を多々見かけますので、
自分なりにデモトレードの重要性を記述してみたいと思います。
※飽くまでも個人的な意見ですので参考までにして頂けたら幸いです。

よく考えてみればすぐに分かることですが、練習をしないで本番だけ良い成績を出す
ということが不可能だということは誰でも分かるはずです。
なのにどうしてFXだけ練習(デモ)が重要ではないと言えるのか?謎です。
自分は本番に挑むまでに最低でも1年は練習(デモ)の期間を設け、しっかりと手法に対する理解と技術を高めておきます。
そうすれば、本番でも落ち着いて対処することができるのです。
|デモが必要ないと言ってる人は面倒なことから逃げる言い訳をしているだけ。
デモ期間は実際のお金の増減は感じられない為、確かに退屈かもしれません。
しかし、良い投資とはお金を絡めていてもかなり退屈なものです。
全てが予想の内に収まるからです。
人は想定外のことが起きると動悸が早くなり、ドーパミンなどの快楽物質が放出されますのでかなりの興奮状態に陥ります。ですが、そんな状態ではIQも大きく低下するのでトレードどころではなくなります。
初めからトレードに刺激を求めているのであれば絶対に上手くいかないですので、資金を無駄にする前に辞めるべきなのです。
投資は退屈なものだという事を前もって腑に落としておく為にも、デモの期間は必要なのです。
デモトレード(練習)で得られるもの
|チリツモの感覚を実感できる。
投資の本質である、負けたり勝ったりしながら徐々に資金を膨らませていく感覚を実体験として経験しておくことは意外なほどに重要なことです。
それは目の前の勝ち負けに一喜一憂してしまう状態を減少できるからで、投資は100戦100勝しなくてもトータルで勝って行けるものなんだということをしっかりと身に沁みて理解していることは長いトレード人生の中で非常に大きな武器となるのです。
|負けた時の精神的な受身ができるようになる。
これは意外なほどに重要なことで、特に裁量トレーダーの場合毎回どれだけ一定の精度でエントリーからエグジットまでが行えるかによって成績は180°変わってきます。
つまり、自己コントロール力がある程度必要になるということです。
トレードにおいて最も精神のバランスが揺らぎやすい所と言えば負けた時=損切直後で、受身が十分にできない状態であった場合、良からぬ行動(リベンジトレード、倍ロットトレード....)を誘発する可能性が高まるのです。
この状況は投資とはいえずもはやギャンブルであり、博打です。投資とは計画通りに行かないことはあれど、自己の行動は常に計画通りに行わなければいけません。
精神的な受身の上達には回数を重ねるしかありませんので、練習段階で数稽古が必須となるのです。
|トレードに対する余裕が生まれる。
人間の仕組み上どんなことにでもある程度のレベルまで順化(慣れ)が起こります。
そして、人間は余裕という土壌の上でしか本来のパフォーマンスを発揮できない生き物であります。
つまりはどんなに天才的な技術を持っていようとも、慣れていない所(状況)では必ずケアレスミスを起こしたり、脳が本来の働きをしない為に技術を発揮しきれなかったりという弊害を齎すのです。
それに加え人は慣れていない場面では緊張し、物事の全体を見る能力を失います。
一点ばかりを見ているとトレードは上手くいきません。なぜなら相場はフラクタル構造であり、上の足や下の足も同時に見ていなければいけないからです。その他にも様々な指標にも
注意していなければリスクヘッジが上手く行かず、思わぬ事態に足を掬われてしまいます。
物事を全体的に見る為には余裕を常に持ち合わせなくては行けないのです。

少額資金でリアルトレードもよくないと思う
どうしてそう思うかと言いますと、少額の運用感覚が定着してしまいますと今度はそこからロットを上げていく作業が難しくなると経験上感じているからです。
少額で本番をするくらいならデモで高ロットトレードを行う方が結果的に良い作用をしてくれると言っても良いのではないでしょうか?
プロのトレーダーとして成長する上で最もと言って過言でないくらい大きな壁はロットを大きくする作業だと思っています。
ですので、なるべく早い段階から高ロットトレードに慣れて(感覚を掴んで)おくことの方が大事だと考えます。
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